タイ・カルサイネイザンは違法か合法か?
タイ式セラピーのカルサイネイザンに関してのお話。
限られた文字数で、言葉足らずなSNS(エックス)だからしょうがないことですが、最近、タイ・カルサイネイザンが違法か、違法じゃないか、警察署で相談してきましたが大丈夫でしたー、なんていう発信が見受けられます。
それぞれ、間違いではないかもしれませんが、いろいろ個人的に、その発信内容と捉え方に違和感。
まず、なぜ、カルサイネイザン施術が何に対しての違法か?
それは風営法。
つまり、単純に多くの方の想像力が、カルサイネイザンが性風俗サービスかどうかという括りになってしまっているように見受けられているのです。
カルサイネイザンという、タイ伝統療法の一つであるセラピー(施術)が、なぜ性風俗サービスの括りになってしまうか。
それは「生殖器周辺部位」を触れる必要がある施術パートがあるから。
これを「異性」が「密室」で「性風俗営業許可地域外」にて「性的好奇心を煽る(誘う)」目的の疑いがあるから風営法違反として摘発されるわけです。これに加えて、家主や管理会社など、その場所(マンションなど建物)の所有者の許可がないのに、このような如何わしい疑いがある営業をして周辺住民などに迷惑をかけることによる迷惑防止条例違反など。
如何わしいことをしている疑いがあるから、摘発されるのであり、如何わしいか如何わしくないかの定義は、各都道府県の公安委員会により確かに微妙に違います。ただ、私が違和感を感じるのは、ここは警察署に相談したから大丈夫でしたー、こっちはだめといわれましたー、その一言でタイ・カルサイネイザンの施術の目的を左右されている、、、
ん?なんか違うんじゃない?と
誰に?
何を?
誰が?
どのように?
何のために?
クライアント(施術を受ける人)がおいてけぼりになってない?
クライアントのために、というより、タイ・カルサイネイザン施術が最近話題だから、周りがやっているから、なんか男性向けに反響ありそうだから、、そんな理由のあらわれじゃない?厳しいこと言うけど、そんな理由だったらやる意味ないよ、高い受講費もはらってやる意味ないよ、そない甘くないよ、正直私はそう思います(ほっとけや、って話ですけどね)。
繰り返しますが、あっちでは大丈夫、こっちでは大丈夫、とかではなく、「生殖器周辺部位」を「異性」が「密室」で施術することは全て性的サービスを行っていると疑われることだ、と考える方が適法な考えだと私は思ってます。どんなに、いえ、このカルサイネイザンは風俗とかそんな如何わしいのじゃないんです!(風俗が如何わしいかとか言い方にもイラっときますが)とかどんなに主張しても、それは貴方の主張であり、密室で看板を掲げないで行う以上、公安委員会からはそのように常に目を向けられているという事。そして、それは、貴方の商売を阻止するというのではなく、貴方を含めて従業員、周辺の方々を安全に安心に市民の方々が生活できるために。だから警察の生活安全課という部署が公安委員会の指示でそれを担っているのです。

それとタイ・カルサイネイザン施術、生殖器部位を触れる施術パート、それが何のためにする施術なのか?
何に対してのアプローチなのか?
とりわけ、それら男性向けの部分にばかりフォーカスされアピールされていますが、それ以外のとりわけ腹部の施術へのアプローチが重要だから、その部分にフォーカスする必要ないんじゃないの?というのが私のコンセプトです。
ですが、そこはセラピストさんによりコンセプトは様々。生殖器部位を触れる施術パートをどうしても施術コンセプトから外すことができないということであれば、然るべき法に則って(風営法許可手続きをするなど)運営するべきと私は考えます。

まぁ、長々と言いましたが、要はツイッターの言葉足らずな内容を安易に真に受けて判断して、生半可な考えが見受けられるなー、ちゃんと掘り下げて、それぞれの法律や仕組みもうちょっと勉強した方がいいんじゃないの?という、余計なおせっかい的な話でした(;^ω^)
ちなみに、当サロンやプロデュースしている各店舗におけるタイ・カルサイネイザン施術は「生殖器部位周辺」に携わる施術は致しません。そしてサロンの施設概要もすべて「密室」な仕様には致しません。こういうガイドラインしっかりとしたほうがいいよー、て感じです😊
このサロンの運営形態をビジネスモデルとして、是非、沢山のカルサイネイザンセラピストの方々やサロン運営者の方々に参考にしていただければ嬉しいです。
ご相談などお気軽にご連絡ください。


